2025年10月会津若松旅行

電車に翻弄される会津若松 赤べこの旅

日本の小学校で各都道府県の特長を学ぶ学年なので、娘に興味を持ってもらおうと、この本を読み聞かせてみたところ(まだ読み聞かせ!ですよ💦)なぜか娘2人が異常に赤べこに食いついてしまって、「赤べこ欲しい~!!」と大合唱なので、赤べこに会いに会津若松に行くことにしました。


親は、なぜそこまで娘たちが赤べこに執着するのかさっぱりわかりません。
日本史ヨワヨワの私なので、(世界史専攻)会津若松の名所も歴史もよくわからず、せっかくなので「八重の桜」を親子で見て予習。でも、歴史が複雑で京都守護職を会津藩が引き受けたことがなんで朝敵になるきっかけなのかとか、「よくわかんないなぁ」と途中で脱落してしまいました。
YouTubeなども見て、ざっくり歴史を頭に入れて旅に向かいました。

新幹線代をケチって大宮→郡山で買ったのですが、大宮直通の湘南新宿ラインがこの日に限って運休!
鈍行で大宮に向かっても間に合わないので、東京駅乗り換えに切り替え!
窓口で手続きしてもらったものの、払い戻しをしていると新幹線に乗り遅れてしまうので続きは郡山で。
「郡山のみどりの窓口には連絡入れておきます!」という言葉を信じて、新幹線に乗車。
郡山のみどりの窓口で手続きをしてもらうのに、待機人数も多く連絡もうまく伝わっていなかったようで30分くらい時間がかかってしまいました。おかげで乗りたかった磐越西線(1時間に1本)も逃して、しょっぱなから時間ロスしてしまいました。

ようやく磐越西線に乗車。

車窓から見える磐梯山にテンション上がります。

会津若松駅に着いたら早速赤べこが迎えてくれました。

ホテルに荷物を置いてランチにします。
駅にある会津山塩食堂は、立地もよく、味もよかったのでおすすめです。
会津山塩ラーメンとミニソースカツ丼のセット \1300
塩ラーメンは太麺でサッパリとしたスープ。ソースカツ丼の甘めのソースとサクサクのカツの相性が最高でした。

周遊バスのあかべえ号で向かったのはこちら!

会津武家屋敷!
入口からすでに雰囲気があります。

こちらでは赤べこの絵付体験というのができます。
無地の赤べこに自分たちで顔や模様をつける体験です。

子どもたちが集中して絵付けしていました。
オリジナルの赤べこに愛着がわいたようで、大事にしています。

家老屋敷には当時の生活がうかがえるような、調度品が飾られています。
家具や調度品の細工の美しさにため息が出てしまいます。

藩主が屋敷を訪問した際に使う御成御殿
お茶を差し上げるだけでも、恭しい。

そして、お殿様が使うお手洗い。
実用的なつくりになっていて、思わずうなってしまいました。
このつくりは革新的ですよねぇ。

戊辰戦争での会津藩の悲劇の再現シーン。
子どもに説明するのが非常に難しかったですね…
足手まといにならないように、先に子供を殺して自分も死ぬんだよ。
というレベルしか説明できませんでしたが、自分たちと同じくらいの子供たちが親によって殺されてしまうというのはなかなかショッキングだったようです。
この年齢ではまだ難しいですよね。
年齢とともにお武家さんの矜持やプライドみたいなものが分かっていくのでしょうか…

ショックを受けた子供の心を癒す捨松さん。
「きれいなドレス~」とお目目キラキラになっていました。
私は、娘に捨松と名前を付けたお母さまの気持ちを思って色々と考えてしまいました。
現代なら国費留学生に選ばれるくらい優秀なお嬢さんを持つ誇らしさ。
でも、留学に行ったら生きて再び会えるかという不安。
『お国のために娘を「捨てたつもりで待つ」』なんて、複雑なお気持ちだったろうなぁ…

会津を巡ってしみじみ感じたのは、非常に教育に力を入れていたんだろう、ということです。
會津藩校や什の掟など、自分を律する、人間力の高い人材の育成に取り組んでいたであろうことが、
端々から感じられます。

私が初めて什の掟を知ったのはAmazon Primeで見た「窓際太郎の事件簿」という非常に俗っぽいところでなんですが、妙に印象に残りました。
一、年長者(としうえのひと)の言ふことに背いてはなりませぬ
一、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ
一、嘘言(うそ)を言ふことはなりませぬ
一、卑怯な振舞をしてはなりませぬ
一、弱い者をいぢめてはなりませぬ
一、戸外で物を食べてはなりませぬ
一、戸外で婦人(おんな)と言葉を交へてはなりませぬ
ならぬことはならぬものです

特に最後の「ならぬことはならぬものです」というのは、子育てしていたら、絶対に「ですよね~」となる。一言ではないでしょうか?
この掟は今では時代錯誤に感じるものもありますが、根底に流れるスピリットは現代でも十分に通用する概念だと思います。

今は、「あいづっこ宣言」として現代版が普及しています。
あいづっこ宣言
一.人をいたわります
二.「ありがとう」「ごめんなさい」を言います
三.がまんをします
四.卑怯なふるまいをしません
五.会津を誇り年上を敬います
六.夢に向かってがんばります

やってはならぬ やらねばならぬ
ならぬことはならぬものです。

思想の強制や信条の自由を制限するという批判もあるようですが、個人的にはとてもいい精神指標ではないかと思います。
神様でもお天道様でもなんでもいいですが、他人が見ていなくても自分を律し、己に恥ずかしいことはしないという精神を育てる基礎になるのではないでしょうか?

本当はもっとゆっくり見たかったのですが、これから鶴ヶ城にも行きたかったので、
藩米精米所とくらしの歴史館はかけ足で…
さっき逃した電車1本分の時間が悔やまれます。

お次は鶴ヶ城。
お堀の辺りからはお城が見えないのですが、すでに雰囲気がよくて気持ちいいです。
東京の北の丸公園に似た風景ですが、とにかく人が少ないので「この風景を独り占め!」という気分が最高!
贅沢な気分です。

お城が見えてきました。きれいなお城です。
明治時代に取り壊されてしまって、再建されたお城ですが会津の方の郷土愛をひしひしと感じます。
成人式の前撮り?のお着物姿の若いお嬢さんもいて風情が増します。

展示物も充実しています。

会津藩主の松平 容保さん
ドラマだと綾野剛さんが演じていましたよね。
実物も涼し気なお顔の美男ですよね。
家訓と現実の板挟みで苦悩されたでしょう。

私は資料をゆっくりみたくてそっちに夢中だったのですが、子どもたちは戊辰戦争のジオラマ?がすごく良かったと言っていました。

1番上からの景色。
はぁ、お殿様と同じ景色見ちゃってるよ~。
いい時代に生まれたわ。

お城の売店でローカルブランドの飲むヨーグルトを買いました。

バスを待っている間にこんな看板を見つけてしまいました。
すっかり復興しているように見えるけれど、まだご苦労されている方がいるんですね。

一度ホテルに戻って、會津酒楽館 渡辺宗太商店へ。
おそばが食べられると聞いて行ったのですが、食事の提供はお昼だけだそうです。
なので、第2の目的である地元のお酒を買うことにしました。
店長さんが好みなどの相談にのってくれます。
私はお酒があまり得意ではないのですが、お酒を飲む雰囲気は好きなので困らせる客だったかもしれません。
ちょっと面白いお酒を紹介していただきました。
こちらのお店はおしゃれだし、色々な酒蔵さんのオリジナルグッズなども取り扱いがありすごくいいお店だと思います。
ただ、「あれ?観光客だから馬鹿にされた?」みたいな場面があり、プライドが高いのかなと感じました。
私たちの被害妄想なのかもですが…
とはいえ、次に会津若松に行ってもきっとまた訪れてしまうだろうという予感もしています。

夕飯は駅前の「いろはにほへと 会津若松店」に行きました。
看板に会津酒場と書いてあったのでご当地メニューがあるのかと思ったのですがごくごく普通な居酒屋さんでした。

お腹いっぱいになったので「日帰り温泉 富士の湯」でお風呂にしました。
お風呂の種類がたくさんあって楽しいです。
お湯の温度はぬるめだったかな? ゆっくりつかれていいお湯でした。